- 「ドライビングサングラスに反射防止コートは必要?」
- 「反射防止コートを採用したドライビングサングラスの注意点を知りたい」
反射防止コートは、レンズに施す特殊なコーティングです。その名のとおり反射を防止することで視界をクリアにしてくれます。ドライビングサングラスにも採用されているコーティングです。
ただ、どのような効果があるのか知らない人も多くいることでしょう。反射防止コートにどのような効果が期待できるのかを知ってから購入をするべきです。
そこで今回は「ドライビングサングラスの反射防止コート」について解説をします。注意点と併せて参考にしてください。
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ドライビングサングラスの反射防止コートとは?

反射防止コートは、サングラスのレンズに施される特殊なコーティングです。反射防止コートが備わったドライビングサングラスは、反射を防ぐことから良好な視界を実現させます。
反射防止コートの仕組み
反射防止コートは、極薄の光学コーティングによって光の反射を抑えます。他にも屈折率を変化させ、特定の光の波長をカットするなどの効果がある特殊なコーティングです。メガネやサングラスだけでなく、いろいろなものに採用がされています。
ココがポイント
- カメラレンズ
- 液晶ディスプレイ
- スマートフォン画面
採用されているものからもわかるとおり、光の反射を減らすことで、鮮明な画像が楽しめます。今の生活には欠かせません。
反射防止コートの効果
反射防止コートは反射を防止することで視界をクリアにしてくれます。主な効果を確認しておきましょう。
ココがポイント
- ゴーストや映り込みを防止
- 余計な光を抑える
- コントラストの向上
サングラスレンズの内側の多重反射によって、目や顔が映りこむといったゴーストの現象を抑えてくれます。また後方の車からのライトといった余計な光を入りにくくするといった効果もあり、クリアな視界が保てるのが魅力です。
余計な反射が減ることから、コントラストも向上します。見え方がより自然に近づくことで、ドライブ中の風景も楽しめることでしょう。
反射防止コートがないとどうなるの?
反射防止コートや機能性が低いドライビングサングラスには、次のようなデメリットが生じます。
ココがダメ
- 反射に悩まされる
- 水たまりや夜の運転の視界が悪い
- 相手に良い印象を与えない
目障りな反射が起こり、運転に支障がでるかもしれません。また雨が上がった後の光に不快が生じます。夜間の運転時も見えにくく、安全な走行が保たれない可能性が高いです。
さらに、助手席に乗っている人と話すとき相手の顔がサングラスレンズに映ります。話し相手は鏡と話しているような印象を持つかもしれません。相手の気が散ることから、楽しめないといったデメリットが生じます。
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反射防止コートはドライビングサングラスに必要?

反射防止コートは、ドライビングサングラスに必要な性能です。その理由を確認しておきましょう。
反射防止コートが必要な理由
反射防止コートが備わっているドライビングサングラスには次のような効果が期待できます。
ココがポイント
- 目の負担が減少
- クリアな視界
- 安全性の向上
夜間によくある光の反射が抑えられるので、目の負担が軽減されます。運転中に気を付けなければならないのが眼精疲労です。ヘッドライトや街灯の反射を減らすことで、疲労を抑えられます。
レンズの表面の反射が減れば周囲の状況がよりはっきりと見えることでしょう。クリアな視界が安全運転を向上させます。歩行者の存在により早く気が付くことで、自分自身も守れるのです。
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昼間と夜間で必要性に変化はある?
夜間のことばかりメリットを紹介しましたが、昼間の運転でも反射コートは活躍します。昼間の運転では、ダッシュボードへの映り込みや日差しの反射を防げるのが魅力です。眩しさを抑えることで運転中の大敵であるイライラが減少します。
夜間の運転ではヘッドライトの眩しさを減少させる効果が高いです。最近のヘッドライトはLEDを採用しているものが多く眩しさが以前より増しています。昼間と夜間では眩しさの状況が異なりますが、どちらの環境でも必要性の高さに変化はありません。
反射防止コートの注意点
ドライビングサングラスに関する反射防止コートの主な注意点は次の3つです。
ココに注意
- 偏光レンズとは違う
- 傷が付くような状況は避ける
- コーティングは熱や湿気に弱い
偏光レンズとは違う
ドライビングサングラスの反射防止コートとよく比較されるのが偏光レンズです。ドライビングサングラスにおいてどちらも有効な機能ですが、適正に違いがあるので注意をしましょう。偏光レンズは、地面や車のボンネットからくる反射光をカットします。ギラつきを抑えてくれるので、目の疲労が軽減されるレンズです。照り返しを抑えてくれるので視認性が向上します。
反射防止コートの主な特徴は、対向車のライトや後方車の車内反射の軽減です。見た目やクリアな視界を向上させます。
特性が異なることから、晴れの日や昼間の運転には偏光レンズがおすすめです。夜間や薄暗い日の運転には反射防止コートの方が適している場合もあります。長距離運転で、いろいろな使用シーンが想定される場合は、両方の機能を備えたドライビングサングラスがおすすめです。
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傷が付くような状況は避ける
ドライビングサングラスのレンズに傷をつけるのは良くありません。特に反射防止コートを備えたレンズは傷が付きやすいので注意をしましょう。反射防止コートを備えたドライビングサングラスには次の注意が必要です。
ココに注意
- 乾拭きは禁止
- ティッシュで拭かない
- 必ず専用のケースに入れて保管する
慌てているときに思わず乾拭きをしてしまう人はいませんか。レンズを乾拭きすると傷が付き、コートが剥がれます。またそばにあるティッシュで拭く人もよくいますが絶対にしてはいけません。ティッシュは繊維が粗いです。レンズに傷をつけてしまいます。
反射防止コートを備えているドライビングサングラスを使わないときは、必ず専用のケースに保管をしましょう。汚れを付けないことでレンズを守ることが大切です。
コーティングは熱や湿気に弱い
ドライビングサングラスのレンズに施されたコーティングは、熱や湿気に弱いので注意をしましょう。ドライビングサングラスの寿命は最長で5年と言われています。熱や湿気は耐久性を下げる可能性が高いです。大切に使用することで、より長く愛用しましょう。
ココに注意
- 車内に放置
- 浴室への持ち込み
- 押し入れでの保管
夏場の車内は高温になり、コートが剥がれる危険があります。ドライビングサングラスなので車内に放置する可能性が高いです。夏場に使用をするときは、ドライビングサングラスも持ち運ぶようにしましょう。
一緒に洗おうと浴室へ持ち込む人もいますがNGです。浴室は高温で湿気もあります。浴室でサングラスの手入れを行うのは避けましょう。
使わないドライビングサングラスを押し入れにいれるのもおすすめできません。押し入れは湿度が高まる可能性が高いです。できるだけ風通しの良いところで、ハードケースに入れ保管をしましょう。
反射防止コートのドライビングサングラスまとめ
反射防止コートを備えたドライビングサングラスは視認性を高めてくれます。眩しさやゴーストを防ぐことで、クリアな視界が保たれるのがメリットです。安全運転にも役立ちます。
ただより安全運転や目の負担を軽減させたいのならば、偏光レンズやUVカット機能も備えたドライビングサングラスがおすすめです。ドライビングサングラスを選ぶときは、反射防止コートだけでなく複数の機能性を求めることをおすすめします。
