- 「サングラスって色が濃ければ紫外線を防げるでしょ?」
- 「サングラス初心者は、とりあえず安いデザインから選べばいいよね?」
初めてサングラスを買おうとしている人でこんな思いを抱いている人はいませんか。サングラス初心者の多くが「色」や「価格」だけで選んでしまい、後から「思ったほど眩しさが防げない」「顔に合わなくて使わなくなった」と後悔をします。
サングラスはおしゃれな印象を演出するファッションアイテムですが、誤った知識のまま選んでしまうと、十分な紫外線対策ができずに目の健康を損なうかもしれません。サングラス初心者は「基礎知識」と「失敗しない選び方」を知っておくべきです。そこで今回は、サングラスの基礎知識や失敗しない選び方について解説をします。紫外線カット機能の正しい見方やシーンに合わせたレンズカラーの選び方も紹介をするので参考にしてください。
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サングラスの基本知識

サングラスを購入する前に知っておいてほしい基礎知識は次の4つです。
- サングラスは「おしゃれ」だけではない
- 「濃い色のレンズ=紫外線カット」ではない
- レンズの可視光線透過率
- レンズカラーの違い
サングラスは「おしゃれ」だけではない
サングラスに対し「ファッションの一部」というイメージを持つ方が多いですが、実は大きな役割は紫外線から目を守ることです。紫外線は肌だけでなく目にも悪影響を及ぼし、白内障や角膜炎のリスクを高めるといわれています。
サングラスは、そのダメージを軽減する大切なアイテムです。
「濃い色のレンズ=紫外線カット」ではない
サングラス初心者がよく勘違いするのが、「レンズの色が濃いほど紫外線をカットできる」という思い込みです。レンズの色の濃さは紫外線カット機能に関係ありません。紫外線を防ぐ力は「UVカット率」で表され、数値が高いほど目をしっかり守れます。
ほぼ100%の紫外線がカットできるサングラスを探している人は「UV400」以上の数値が記載されているサングラスを購入しましょう。
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レンズの可視光線透過率
サングラス選びでは「可視光線透過率」も重要なポイントです。可視光線透過率は、レンズを通してどれくらい光が目に届くかを示す数値で、低いほど暗く見えます。
ココがポイント
- 10〜20%:強い日差しやアウトドア向け
- 30〜40%:普段使い、街歩きに最適
- 50%以上:室内や曇りの日でも自然に使える
初心者はまず 30〜40%程度の透過率 から始めると、違和感が少なく取り入れやすいでしょう。
レンズカラーの違い
サングラスのカラーはデザイン性だけでなく、用途によっても見え方が変わります。
さらに詳しく
- グレー系:色調の変化が少なく自然に見えるので初心者向き
- ブラウン系:コントラストを高め景色をクリアに見せるのでドライブに最適
- グリーン系:自然な見え方と眩しさ軽減を両立させるのでオールラウンドタイプ
サングラス初心者には「グレー」や「ブラウン」の定番カラーから試すのがおすすめです。
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初心者が失敗しやすいポイント

初心者が失敗しやすい主なポイントは次の4つです。
- 色が濃いだけで安心
- 顔の形や全体のバランスを無視
- 安いだけで決めてしまう
- シーンに合っていないサングラスを選ぶ
色が濃いだけで安心
初心者が勘違いしやすいのが、「レンズの色が濃いほど紫外線を防げる」 という誤解です。実際には、色の濃さとUVカット性能は別物で、色が濃いレンズでもUVカット加工がされていなければ、紫外線はそのまま目に入ってしまいます。
逆に暗さで瞳孔が開き、かえって目に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意をしましょう。暗さで大きく開いた瞳孔に、より多くの紫外線を浴びてしまう可能性があります。
顔の形や全体のバランスを無視
「デザインが気に入ったから」と衝動買いするのも初心者のよくある失敗です。どんなに高機能でも、自分の顔の輪郭や雰囲気に合わなければ違和感が出て、結局使わなくなってしまいます。
例えば丸顔に丸いフレームを合わせると顔がより丸く見え、四角い顔に四角いフレームをかけると堅い印象になりがちです。顔型に合ったフレーム選びを検討しましょう。
安いだけで決めてしまう
「まずは安いもので試そう」と思うのは自然なことですが、価格だけを基準にすると失敗することもあります。特に激安品はUVカット機能が十分でない場合があり、長時間使用することで目が疲れ、「もうかけたくない」となるかもしれません。
まずは信頼できるブランドや専門店のサングラスを選ぶ方が安心です。
シーンに合っていないサングラスを選ぶ
普段使いとドライブ用、スポーツ用では求められる機能が違います。例えば、偏光レンズは水面や車のフロントガラスの反射を抑えてくれるため運転や釣りには最適ですが、室内や夜間では不向きです。シーンを意識しない選び方も、初心者がよくやりがちなミスです。
初心者向けサングラスの選び方
初心者向けサングラスの主な選び方のポイントは次の3つです。
- 機能面から選ぶ
- 顔型別に選ぶ
- 初心者にやさしいデザインで選ぶ
機能面から選ぶ
機能面は次の点に注目をしましょう。
ココに注意
- UVカット率
- シーン別レンズカラー
- 偏光レンズや調光レンズ
サングラス初心者がまず確認するべきなのが、紫外線カット性能(UVカット率)です。「UV400」以上や「UVカット率99.9%」と表記されているサングラスを選ぶようにしましょう。表記がないサングラスは避けるべきです。
またサングラス初心者の多くが「どの色が自分に合うのか」で迷います。基本的な特徴を押さえ、シーン別に選ぶと安心です。先ほども紹介をしましたが、グレー系は普段使い、ブラウン系はドライブ時、グリーン系はアウトドアに向いています。選ぶときの参考にしてください。
UVカット以外の機能で重要なのが、偏光レンズや調光レンズです。
さらに詳しく
- 偏光レンズ:水面やガラスの反射を防ぐレンズで運転や釣りに最適
- 調光レンズ:紫外線量で色が変化するレンズで屋内外を行き来する人に便利
初心者がいきなり高機能レンズに挑戦する必要はありませんが、用途がはっきりしているのであれば検討するべきです。
顔型別に選ぶ
サングラスは顔の印象を大きく変えるため、自分の顔型に合うフレームを選ぶことが大切です。
ココがポイント
- 丸顔:シャープな印象を与えるスクエアタイプ
- 面長:横幅のあるウェリントン型でバランスを整える
- 四角顔:柔らかい印象を与えるラウンド型やオーバル型
- 逆三角形:ボリュームのあるボストン型やティアドロップ型
初心者はまず、定番のウェリントン型やボストン型 を選ぶと顔型を問わず合わせやすいです。
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何を選ぶべきか悩まれている人は、次のようなサングラスをおすすめします。
ココがおすすめ
- フレームカラーは黒やブラウン系:どんな服にも合わせやすい
- レンズは濃すぎない色:室内や曇りの日でも違和感なく使える
- シンプルな形:流行に左右されず長く使える
サングラス初心者は「まずは無難な一本」を持っておくと、失敗しにくく日常に取り入れやすいです。慣れてきたらトレンドデザインやカラーに挑戦すると良いでしょう。
まとめ
サングラスはおしゃれな印象を演出するだけでなく、紫外線から目を守る重要な役割を持っています。サングラス初心者がよく失敗するのが「色が濃ければ安心」「安いなら試してみたい」といった考え方です。
UVカット率や透過率を確認し、顔型やシーンに合った一本を選ぶことを第一に考えましょう。まずは定番カラーやシンプルなデザインから挑戦すれば、日常に自然と取り入れやすく、快適でおしゃれなサングラスライフを楽しめます。
