- 「サングラスは国産の方がいいのかな?」
- 「国産サングラスのメリットとデメリットが知りたい」
国産サングラスを購入するかで悩まれている人はいませんか。サングラスに限らず日本製は品質が良く耐久性が高いのが特徴です。海外にも、日本製の良さは知れ渡っています。でも本当にサングラスでも同じことが言えるのでしょうか。
そこで今回の記事では国産サングラスのメリットとデメリットを紹介します。購入を悩まれている人は、コストパフォーマンスに優れているかの判断に活用してください。
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国産サングラスのメリット
国産サングラスのメリットは次の3つです。
- 耐久性が高い
- 素材が良いから疲れにくい
- 日本人の顔にフィットする
耐久性が高い
国産サングラスはひとつひとつが丁寧に製造されています。量産体制で作らず、サングラス製造に携わる何人ものスペシャリストが自分の工程に責任をもって製造する体制です。おのずと耐久性も上がっていきます。
大量生産で作られるフレームは、型の中にプラスチックを流し込む製造方法です。プラモデルを作るような方法で製造が進められます。お世辞にもプラモデルの耐久性が高いとは言えません。しかし工程が少ないので、大量生産は安く製造できます。
国産サングラスは何人もの職人により、200を超える工程を経て製造されるのが特徴です。ひとつひとつのパーツを丁寧につなぎ合わせながら製造します。その結果、次のようなメリットが生まれるのです。
ココがおすすめ
- 微調整ができる
- 歪みがない
- 不良品が極端に少ない
製造の工程で微調整ができます。サングラスが破損する原因のひとつである歪みがないので、レンズが守られるのです。フレームも強く、長い年月にわたり利用ができます。質の高い国産サングラスの寿命は5年程度です。量産型は1~2年程度もてば良い方と言われています。
お気に入りのサングラスはいつまでも長く使用したいものです。国産サングラスならば、長期にわたって使用し続けることができます。
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素材が良いから疲れにくい
国産サングラスは素材にもこだわっています。素材と技術が合わさることで、耐久性とかけ心地の良さが高まるのです。かけ心地が良いので、サングラスを長時間使用しても疲れにくいといったメリットがあります。
国産サングラスのフレーム素材でおすすめなのが「チタンフレーム」です。チタンは扱いの難しい素材ですが、職人による日本製ならではの努力で、世界で初めてフレーム素材としての製造に成功しました。チタンフレームの主な特徴は次のとおりです。
ココがポイント
- 軽くてしなやか
- 耐久性と耐食性に優れている
- サイズの調整がしやすい
チタンフレームは、軽くてしなやかです。軽いので、耳や鼻にかかる負担が少なくて済みます。疲れにくいフレームです。しなやかなので、ストレスなくかけ続けられます。長時間にわたって使用しても疲れません。
サイズの調整がしやすいのも魅力です。かけ心地が合わなければ調整ができます。型で作られるプラスチックだと、微調整はなかなかできません。細かい調整をすることで、自分に合った疲れにくいサングラスのフレームが完成します。
日本は10年にわたりチタンでフレームを製造する研究を進めました。難しいと言われていた溶接や表面塗装をクリアしたのは、日本人らしい努力です。
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日本人の顔にフィットする
国産サングラスは日本人の顔にフィットするよう製造されています。当然ながら、アジアと欧米では顔の特徴が違うので、欧米で製造されたサングラスはフィット感が足りないです。日本人の輪郭に合ったサングラスが手に入りやすいのは、国産サングラスならではのメリットではないでしょうか。
アジアは欧米と比較し、主に次の点で異なります。
ココがポイント
- 彫が浅い
- 鼻の高さ
- 丸みのある輪郭
日本人は彫の浅さからサングラスが似合わないと言われてきました。そのためフレームを細くし、レンズカラーを薄めにするなどの工夫を施しています。国内サングラスは日本人の顔にフィットするよう考えられているのがポイントです。
サングラスのもとは欧米文化なので仕方がありませんが、鼻の高さも気になります。欧米のサングラスは鼻が高い骨格に合わせて製造されているのに対し、日本製は鼻当てを付けているのが特徴です。鼻からズレ落ちるといった心配がありません。もちろん丸みのある輪郭に合わせたデザインが豊富です。最近は外国製でもアジアに向けた出材のサングラスが販売されています。しかしやはりアジアの顔に合うサングラスの生産ならば国内産サングラスがおすすめです。
まずひとつに鼻を支える部分の大きさが違います。アジア人は欧米人に比べると鼻が低めと言われ、メガネが下がりやすいため目の位置に対してズレが生じてしまい、見え方や見栄えが悪くなります。メガネがずり落ちないようにアジア人は大きめの鼻パッド、対して欧米人は小さめの鼻パッドが用いられています。
また丸みのある日本人の顔に合うよう、フロントのカーブが緩やかなのもフィット感が良い国産の特徴です。
このようにかけ心地のほか、先に述べたような職人による丁寧な仕事によって生まれる製品の丈夫さや質の良さは、国産ブランドが海外からも評価されている点と言えるでしょう。
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国産サングラスのデメリット
国産サングラスのデメリットは次の2つです。
ココがダメ
- 価格が高い
- 国産サングラスだから良いというわけではない
価格が高い
あれだけのメリットを有しているので仕方がないことかもしれませんが、国産サングラスは高額です。数万円の値段は覚悟しなければいけません。ただ耐久性が高いので、使い捨てサングラスのようなことはおきません。
ただコストパフォーマンスにも優れています。例えば次のような状況で考えてみましょう。
ココがポイント
- 国産サングラス:5年で5万円
- 大量生産サングラス:1年で1万円
大量生産のサングラスを1万円で購入しても、5年間買い続ければ5万円が必要です。ただ大量生産なので、性能が劣ることを忘れてはいけません。国産サングラスは、先ほどの性能でありながら5万円です。コストパフォーマンスに優れているのは国産サングラスではないでしょうか。
価格が高いのはデメリットですが、良いものが高いのは仕方がありません。甘んじて受け入れるべきデメリットです。
国産サングラスだから良いというわけではない
ただ国産サングラスだから必ずしもコストパフォーマンスに優れているといったわけではありません。国産サングラスでも製品はピンキリです。
例えば海外でフレームを作り、国内で組み立てるといった流れもあります。海外で安価に作られたパーツを、日本で組み立てて国産サングラスといっても素材がメリットの説明とは違うので注意をしましょう。国産サングラスはひとつひとつを丁寧に作り上げた、いわば匠のサングラスです。職人のこだわりがつまっているサングラスと同じように扱えません。言葉は悪いですが、まがい物があることにも注意をしましょう。
ただ、お気に入りの国内メーカーから直接購入すれば間違いありません。国産サングラスが欲しい場合は、お気に入りのメーカーを探して製造工程を調べてから購入しましょう。
国産サングラスのメリット、デメリットまとめ
どの国産サングラスを購入してよいか判断がわからないときは、鯖江で製造されているかを確認しましょう。福井県にある鯖江はメガネの街と呼ばれています。メガネフレームのシェア率は90%を超える地域です。
鯖江で製造されるサングラスは職人たちの思いが込められています。今回紹介をしたメリットを有するサングラスを手に入れたいのならば、鯖江製造のサングラスにこだわるのがおすすめです。