- 「早朝、夕暮れ時に使うドライビングサングラスの性能が知りたい」
- 「早朝、夕暮れ時のドライビングサングラスの注意点は?」
早朝や夕暮れ時は太陽の位置が近く、運転に支障がでることが多々あります。眩しくて運転がしづらいことからドライビングサングラスを検討する人もいることでしょう。ドライビングサングラスは、運転を快適にするアイテムとして有効です。
しかし運転に使用するサングラスの選び方を失敗すると、事故につながるかもしれません。慎重に選ぶことが大切です。そこで今回は「早朝、夕暮れ時に選ぶべきドライビングサングラスの性能」について解説をします。注意点と併せて参考にしてください。
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早朝、夕暮れ時に運転する際の注意点
早朝、夕暮れ時は事故の発生率が高いと警視庁も発表をしています。特に秋と冬の時期は太陽の位置が低いです。太陽の位置が低いことから運転中の眩しさが増します。また次のようなことから早朝と夕暮れ時は事故が増えるそうです。
ココに注意
- スピードが出しやすい
- 信号機の色が見えづらい
- 視界が悪くなると危険察知が遅れる
薄暗くなるとスピードを出すドライバーが増えると言われています。車が少ない、早く帰宅したいといった理由があるそうです。スピードを出しすぎることから、事故率がアップします。西日が厳しく信号機の色が認識できないといった事態に陥った経験はありませんか。信号機の色に注目するあまり周囲の状況確認が疎くなります。信号を気にするあまり前の車が減速したことに気が付かず衝突するといった事故も少なくありません。
また視界が悪くなることで危険察知が遅れます。実験結果によると、夕暮れ時は右から左への横断が見づらくなるようです。夕暮れは特に歩行者が多くなります。視認性の低下が大きな事故を起こすのです。スピードの出し過ぎは本人の注意で防げます。ただ朝日や西日の見えづらさは何かしらの対策が必要です。そこでドライビングサングラスが登場します。早朝や夕暮れ時の運転にはドライビングサングラスが必須アイテムです。
早朝、夕暮れ時に選ぶべきドライビングサングラスの性能
早朝、夕暮れ時に選ぶべきドライビングサングラスの主な性能は次のとおりです。
ココがポイント
- 可視光線透過率が低いほうがより効果が高い
- 西日の強い夕暮れには濃いレンズカラーを選ぶ
可視光線透過率が低いほうがより効果が高い
早朝、夕暮れ時に使用するドライビングサングラスは可視光線透過率が低いほうがより効果的です。厳しすぎて信号機の色も確認できないような朝日や西日のときは、可視光線透過率が10~20%程度のものを選びましょう。一般的な早朝、夕暮れ時は20~30%がおすすめです。
ドライビングサングラスの性能はJIS規格をクリアしていなければいけません。
ココに注意
- 運転中は視感透過率が8%以下のサングラスは使用不可
- 夜間の運転中は視感透過率が75%未満のサングラスは使用不可
- 信号機や標識が識別できないレンズカラーは使用不可
運転中に使用するサングラスは、JIS規格をクリアしているのが絶対条件です。上記をクリアしていないサングラスはドライビングサングラスと呼べません。快適な運転を実現するために必要な性能を示しています。早朝と夕暮れのポイントは、太陽が近いことです。太陽が近いとサンバイザーが役に立ちません。サンバイザーよりも低い位置に太陽が見えます。直進方向と太陽がかぶさることで見えづらさが高まることでしょう。
視感透過率は低いほど眩しさを軽減します。夜間の運転に75%未満のサングラスは使用不可なのは、より明るさを取り入れるためです。しかし早朝や西日が厳しい時間帯にはあまり活躍をしないことでしょう。早朝や夕暮れ、特に太陽が近いときのドライビングサングラスは、可視光線透過率が低い方が好ましいです。より快適な運転が実現します。
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西日の強い夕暮れには濃いレンズカラーを選ぶ
ドライブに適したサングラスは薄いレンズカラーを選ぶのが一般的ですが、朝日や西日が強いときは濃いレンズカラーが好ましいです。西日の眩しさは視認性を下げます。歩行者に気付かないかもしれません。薄いレンズカラーのドライビングサングラスは信号機や標識の確認が難しいです。赤と黄色の識別はできますが、青が見えづらいと検証結果からも出ています。
歩行者も眩しい中を歩いているかもしれません。自転車は移動速度が速まることから、視認性が低くなれば事故の発生確率が上がります。早朝や夕暮れ時の見にくさに困っているのならば性能が特化したドライビングサングラスを選ぶべきです。
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早朝、夕暮れ時のドライビングサングラスの注意点
早朝、夕暮れ時のドライビングサングラスの主な注意点は次の4つです。
- 夜になったらサングラスを外す
- 使用するドライビングサングラスを使いわける
- 時間帯ではなく周囲の明暗で使いわける
- 濃いレンズカラーを選んだ際は日陰やトンネルで外す
夜になったらサングラスを外す
早朝は明るくなるので問題はありませんが、夕暮れ時に暗くなったらサングラスを外しましょう。もしくは夜間用のドライビングサングラスにかけ直す必要があります。同じサングラスでは安全運転義務違反に問われるかもしれません。
ちょっと見えづらいと感じたときはすぐにサングラスを外すべきです。
使用するドライビングサングラスを使いわける
一言で早朝や夕暮れと言っても明るさは異なります。朝日や西日に向かって運転するのはきついです。しかし正面から運転しないときはそれほどきつくはありません。
毎日の運転が同じコースで朝日や西日が厳しい道ならば、可視光線透過率が低いものを選択しましょう。それほどでもない場合は可視光線透過率30%程度のものがおすすめです。周囲の見え方によってサングラスの性能を使い分けると、より快適に運転が楽しめます。
時間帯ではなく周囲の明暗で使いわける
時間帯で使い分けるのもやめておきましょう。
- 天候が違う
- 季節によって日の出日の入りの時間は違う
曇りや雨の日は太陽の眩しさが軽減されます。時間帯で使用をすると薄暗いのに眩しさを軽減するドライビングサングラスを使うかもしれません。季節によって日の出日の入りの時間も異なります。
大切なのは運転のしやすさです。使い分けが面倒かもしれませんが、早朝と夕暮れ時は明暗が変わりやすいです。見やすさ重視でドライビングサングラスを使い分けましょう。
濃いレンズカラーを選んだ際は日陰やトンネルで外す
使用するドライビングサングラスはこまめに使い分けをしましょう。早朝や夕暮れに特化したドライビングサングラスの視感透過率は低いです。そのため日陰やトンネルに入ると一気に見えづらくなります。
特に高速道路などのトンネルは危険です。一瞬で暗く感じます。一般道でもビル群に入ると日陰が増えます。急激に暗くなることで事故を発生させるかもしれません。慣れるまではスピードを落とし安全運転で走行をしましょう。濃いレンズカラーは眩しさに特化したサングラスです。目まぐるしく状況が変わる運転中の使用は特に注意をしましょう。
早朝、夕暮れ時のドライビングサングラスまとめ
早朝や夕暮れ時にドライビングサングラスは有効です。特に朝日や西日が厳しいときには性能の合ったドライビングサングラスを使うことで事故の発生を防げます。また見えづらさが運転中の疲労を高めるかもしれません。疲労を軽減するためにも特化したドライビングサングラスが必要です。
ただ急激に状況が変化する点には注意をしましょう。ドライビングサングラスを利用するメリットは運転中の見えやすさの向上です。少しでも見づらいと感じたときは、運転の妨げにならないように外しましょう。