- 「高齢ドライバーはドライビングサングラスをかけた方がいいの?」
- 「サングラスに良いイメージがないのだけど運転中は使用するべきなのかな?」
高齢ドライバーでドライビングサングラスの利用に悩まれている人はいませんか。ドライビングサングラスは運転の安全性を高めるアイテムです。悩まれている人は運転中の見え方に不安を抱いているからではないでしょうか。不安が生じているのならば使用を開始するべきです。
しかしドライビングサングラスならどのような性能でも構わないわけではありません。安全性を向上させるだけの性能が必要です。そこで今回は「高齢ドライバーのドライビングサングラスの安全性」について解説をします。ドライビングサングラスを選ぶ際の注意点と併せて参考にしてください。
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高齢ドライバーにはドライビングサングラスの使用がおすすめ
高齢ドライバーにはドライビングサングラスの使用がおすすめです。年々高齢ドライバーには注意喚起が高まっています。なんで高齢者になると運転が危険になるのでしょうか。
ココに注意
- 視力や視野の低下
- 認知機能の低下
- 反射機能の鈍化
高齢者マークを付ける努力義務は、2002年から70歳に引き下げられました。警視庁では65歳以上が運転している状況を高齢運転者と呼んでいます。しかし上記のような低下や鈍化は、個人差がありますが60歳を超えたあたりからみられるようです。
そうなるとまだまだ危機感の認識も甘いように感じませんか。衰えが見え始める年齢よりも先の年齢で高齢者マークや呼び方を変えているのです。自分自身で衰えを感じたら対策を講じなければいけません。そのひとつがドライビングサングラスの使用です。
年齢を重ねると目の見え方にも変化が生じます。
ココに注意
- 涙の分泌量が減る
- 涙の質が変わり乾きやすくなる
- 目の表面が傷つきやすい
若いころとは確実に変わっています。ドライビングサングラスは運転中の見え方を向上させるアイテムです。安全性を高めるためにも使用の検討をしましょう。
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ドライビングサングラスが高齢ドライバーの安全運転を向上させる
ドライビングサングラスが高齢ドライバーの安全運転を向上させます。向上させるポイントは偏光レンズです。
偏光レンズのドライビングサングラス
偏光レンズは反射光やギラつきをカットしクリアな視界を実現する特殊レンズです。運転中の不快な見え方を軽減します。ただし次の内容をクリアしたドライビングサングラスを選ぶようにしましょう。
ココがポイント
- 運転中は視感透過率が8%以上
- 夜間の運転中は視感透過率が75%以上
- 信号機や標識が識別できるレンズカラー
上記はJIS規格で定められています。上記以外のドライビングサングラスを選ぶと安全運転義務違反に問われることもあるので注意が必要です。偏光レンズを備えていないサングラスはすべての光をカットします。しかし偏光レンズは反射光だけをカットするレンズです。高齢ドライバーにも見やすい視界を確保します。
対向車のヘッドライトや街灯の眩しさを軽減
高齢ドライバーの事故で多いのが、急な対向車のヘッドライトや街灯の眩しさによる衝突です。先ほども解説したとおり高齢者は判断力が鈍化します。運転中、急に眩しくなったとき、判断力の低下から反射的に目をつぶるかもしれません。
もちろん昼間の太陽の眩しさも危険です。雨から快晴に天気が移り変わったことで水たまりからギラつきを受けることもあります。予期せぬギラつきが運転に影響を与えるかもしれません。運転に邪魔な眩しさを軽減することで安全性が高まります。高齢ドライバーには偏光レンズを備えたドライビングサングラスが必要です。
目が疲れにくくなる
ドライビングサングラスが目の疲れを軽減してくれます。
ココがポイント
- 紫外線をカット
- よく見ようとする疲れを軽減
- 見えづらさによる疲れを軽減
紫外線は目の疲れを高めます。紫外線により活性酸素が発生することで、細胞を守ろうと自律神経が活発になるのです。紫外線が目に悪いことは多くの人が知っています。疲れや目の病気を軽減するのに紫外線をカットするサングラスは効果的です。
また見えづらさからよく見ようとすることで眼球疲労を起こします。視界がクリアになるドライビングサングラスが眼球疲労を抑え、疲れにくくなるのが魅力です。疲れにくくなることが高齢ドライバーの安全性を高めてくれます。
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高齢ドライバーがドライビングサングラスを選ぶ際の注意点
高齢ドライバーがドライビングサングラスを選ぶ際の主な注意点は次の3つです。
ココに注意
- 見やすさを重視
- 安価ではなく高価で質と性能ともなったドライビングサングラスを選ぶ
- 運転歴は関係ない
見やすさを重視
ドライビングサングラスを選ぶときは見やすさを重視するべきです。サングラスなのでデザイン性も気になるところですが、性能を重視しましょう。見やすさを重視することにドライビングサングラスを使用する意味があります。
ただし先ほどおすすめした偏光レンズのドライビングサングラスを利用すると、液晶画面が見えにくくなるかもしれません。カーナビやスマホなどの液晶画面です。購入をするときは使用しているカーナビとの相性も確認しておくことをおすすめします。
安価ではなく高価で質と性能ともなったドライビングサングラスを選ぶ
せっかくドライビングサングラスを購入するのですから、安価なものでなく性能の高い高額なドライビングサングラスを選ぶようにしましょう。ドライビングサングラスの価格はピンからキリまであります。当然ながら価格と性能は比例しているので、高額なものを選ぶことが大切です。
ココがポイント
- ガラスを使用した複層レンズ
- 耐久性の高いフレーム
- 大量生産ではなく信頼できる技術力で作られたサングラス
レンズ素材には、プラスチックレンズとガラスレンズの2種類があります。できれば耐久性の高いガラスレンズを採用しましょう。耐久性が高く、長い年月にわたって使い続けられます。傷がついて見えづらくなる状況も防げるのがポイントです。
フレームは、軽量で耐久性に優れているチタンフレームを検討しましょう。日本人の顔にフィットするよう技術力がもりこまれたドライビングサングラスがおすすめです。しなりがあるので、急に外す事態が起きたとしても壊れにくいといったメリットもあります。
4,000円程度の安いもので済ますこともできますが、安全性に不安が生じるので性能の高いドライビングサングラスを選ぶべきです。
運転歴は関係ない
「私は運転歴も長いから安いサングラスでも大丈夫だよ」と思った人はいませんか。運転歴の長さといった過信が高齢ドライバーの事故を多発させています。自動車事故は運転歴だけで回避できません。
もちろん経験は重要ですが、若い人と伝達スピードが違います。目で危険を察知したあとに体へ指示をするスピードです。ドライビングサングラスは見やすさを向上させることで、目で危険を察知するスピードを早めます。
運転歴はまったく関係ありません。過信しないようにしましょう。
高齢ドライバーのドライビングサングラスまとめ
高齢ドライバーにとってドライビングサングラスは必須アイテムです。偏光レンズによって見え方が向上することで疲れにくくなります。安全性を高めたいのならばドライビングサングラスを検討するべきです。
ただし、かければ良いわけではありません。できれば質と性能の良いドライビングサングラスを選ぶようにしましょう、運転中の見え方は重要です。「私は大丈夫」といった過信をしてはいけません。衰えを受け入れた上でドライビングサングラスを選ぶことが大切です。