- 「バイクの運転中にサングラスをかけるのは危険かな?」
- 「バイクの運転時に使用するサングラスの選び方を知りたい」
バイクの運転で見えづらさに悩まれている人はいませんか。バイクの運転の見えづらさに悩んでいる人の多くは、サングラスをかけるべきかにたどり着きます。でもデザイン性の高さがサングラスの特徴なので、「バイクの運転中にサングラスをかけてもいいの?」と思われる人もいることでしょう。
そこで今回は運転中にサングラスは危険かどうかについて紹介をします。正しい選び方や注意点と併せて参考にしてください。
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バイク運転中にサングラスは危険?
バイク運転中にサングラスをかけても危険ではありません。ただ性能の低いサングラスをかけてバイクを運転するのは危険です。デザイン性を求めてかけるのではなく、運転中の見え方を気にし、性能の高いサングラスをかけて運転をするのは問題ありません。
白バイ隊員もサングラスをかけている
周囲が暗くなるイメージのあるサングラスだからこそ「バイクの運転中にかけると危険?」といったイメージが持ててしまいます。ただ白バイ隊員の多くがサングラスをかけていることを思い出しましょう。スポーツで先導する白バイ隊員がサングラスをかけている光景をよく見かけます。
白バイ隊員がサングラスをかける理由は、目の負担や見えやすさを求めているからです。イメージ的にサングラスはかけるべきではないかもしれませんが、交通違反を取り締まるためにも必要と判断されています。
治安を守るべき白バイ隊員がかけていることが危険ではない証明です。ただもちろん性能のそぐわないサングラスをかけてはいません。威圧感を与えない点にも気を使っていますが、デザイン性よりも機能性を重視していることは確かです。
バイク運転中にサングラスをかけるメリット
バイクの運転中にサングラスをかける主なメリットは次の3つです。
ココがポイント
- 眩しさを軽減
- 疲労を軽減
- 風や砂ぼこりから目を守る
眩しさで目をそらしたら危険です。バイクは車よりも体の守りが低いです。ちょっとした事故でも大けがにつながります。眩しさで目をそらした瞬間に対向車と激突をしたら危険です。命にもかかわります。眩しさを軽減するのが安全運転につながるのです。
眼の疲労も軽減してくれます。紫外線が目から吸収されると脳から疲労物質が分泌され、脳疲労を起こし、長時間にわたると疲弊する可能性が高いです。車と違いエアコンがありません。暑さや寒さなどからも疲労するのに、紫外線でも疲労をしたら危険です。サングラスをかければ危険な紫外線からも目を守ってくれます。
バイクで走行していると風や砂ぼこり、虫などが運転を邪魔するかもしれません。目に傷がつくと危険です。一生後悔することもあります。サングラスをかけるだけで目を守れるのはメリットです。
バイク運転中に使用するサングラスの選び方
バイク運転中に使用するサングラスの主な選び方は次の3つです。
ココがおすすめ
- ヘルメットをしていてもかけやすいサングラス
- 規定をクリアした偏光レンズを選ぶ
- 薄いレンズカラーを選ぶ
ヘルメットをしていてもかけやすいサングラス
バイクに乗るときは必ずヘルメットを正しく被らなければいけません。ですが、サングラスをかけるときにヘルメットが邪魔になることもあります。ヘルメットを被っていてもかけやすいサングラスを選ぶことが大切です。
バイクのヘルメットは主に次の2種類に分けられます。
- ジェットヘルメット
- フルフェイスヘルメット
ジェットヘルメットは、顔の頬までを保護するヘルメットです。白バイ隊員が被っているヘルメットといえば想像がつきやすいかもしれません。オープンフェイスヘルメットとも呼ばれています。
サングラスをかけるときはフルフェイスヘルメットよりもジェットヘルメットの方がかけやすいです。
また、サングラスのテンプルも細い方がかけやすくなります。細くても丈夫な素材を採用しているサングラスを選ぶようにしましょう。
購入する際は、今使用しているヘルメットを持って確認するのがおすすめです。
規定をクリアした偏光レンズを選ぶ
車やバイクを運転する際に使用するサングラスは、JIS規格の規定をクリアしてなければいけません。JIS規格の規定をクリアしながらも自分にとって見やすいサングラスを選ぶようにしましょう。
JIS規格の規定は次のとおりです。
ココに注意
- 昼間の運転時における視感透過率が8%以下のサングラスは使用不可
- 夜間の運転時における視感透過率が75%以下のサングラスは使用不可
- 信号や標識が識別できるレンズカラーであること
視感透過率は、数値が上がるほど光を通します。夜は周囲が暗くなることから、視感透過率が75%以下のサングラスは使用できません。ただ暗い中でも対向車のヘッドライトから眩しさを感じます。そのため視感透過率が75%以下と定められているのです。
また曇りや雨の日も状況に合わせて変更をしなければいけません。昼夜どちらの運転時に使用できるサングラスは夜間用に合わせたものなので、昼間は見えづらくなります。状況に合わせた機能を持つサングラスを、最低でも2つ用意しておくのがおすすめです。
※偏光レンズを使用するとヘルメットのシールドの歪みが見えてしまい虹色に見える場合がありますのでご購入前に確認が必要です。
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薄いレンズカラーを選ぶ
レンズカラーは薄いものを選びましょう。バイクは車の運転と違い、急に見えづらくなってもサングラスを外すのが難しいです。万が一の状況を考え、薄めのレンズカラーをおすすめします。
バイク運転中に使用するサングラスの注意点
バイク運転中に使用するサングラスの主な注意点は次の2つです。
ココに注意
- 威圧感を与える運転をしない
- 調光レンズは避ける
威圧感を与える運転をしない
サングラスに悪いイメージを持つ人もいます。バイクも同様です。サングラスとバイクの組み合わせは周囲に「威圧感」を与えるかもしれません。白バイ隊員も、サングラスの使用には気を使っています。威圧感を与えないよう、市民にしゃべりかけるときは必ずサングラスを外すなど徹底をおこなっている警察署もあるようです。
SNSにより、マナーの悪い運転が取り沙汰される時代になりました。ドライブレコーダーを付けている車がほとんどです。少しでもマナーの悪い運転をしたらどうなるでしょうか。バイクとサングラスにより悪い印象を与えるかもしれません。
また、車の運転手に悪いイメージを与えたことで「あおり」を受けたら危険です。バイクは車と違い、事故が最悪のケースにつながりやすいことから、相手に与える印象にも注意をしなければいけません。サングラスをかけながらバイクを運転するときは、マナーの良い運転を心がけましょう。威圧感を与えているつもりがなくても相手がどう思うかがわかりません。
調光レンズは避ける
調光レンズは選ばないことをおすすめします。調光レンズは紫外線の量により色の変わるレンズが特徴です。走行中に周囲が急に暗くなることもあります。トンネルなどに入ったときです。
明るい場所を走行しているときの調光レンズは暗くなり、紫外線がなくなるトンネル内では明るくなります。ただすぐにレンズの色が変わるわけではありません。そのためトンネルに入ったとたん暗く感じ、慣れるのに数秒かかるかもしれません。
車ならばすぐに外すこともできますが、バイクでは外す動作が難しいです。見えないことにより事故を起こす可能性が高まります。できるだけ調光レンズは避けるべきです。
バイク運転中にサングラスは危険まとめ
バイクの運転中にサングラスをかけるのは安全運転につながります。しかし性能が伴っていないサングラスを使用すると事故を起こすかもしれません。しかもJIS規格をクリアしていないサングラスで運転し事故を起こしたら安全運転義務違反にも問われます。
ルールと見やすさを第一に考えたサングラスをかけて運転をすれば安心です。眼精疲労も、軽減されます。デザイン性よりも性能を意識したドライビングサングラスを選ぶようにしましょう。