「運転中のサングラスを検討しているのだけど規定ってあるのかな?」と悩まれている人はいませんか。運転サングラスには規定があります。どのようなサングラスでも使用していいわけではありません。もし運転中に規定以外のサングラスを使用していたら安全運転義務違反に問われる可能性もあります。
そこで今回は運転サングラスの規定についての解説です。運転中にサングラスを使用するメリットや選び方も解説するので、購入する際の参考にしてください。
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運転サングラスには規定があります
運転中にサングラスを利用しても法律に違反するわけではありません。ただ規定はあります。車は一瞬のできごとで誰かの命を奪うかもしれません。安全面を考慮するためJIS規格が定められています。
運転サングラスはJIS規格で定められている
安全運転が守れないようなサングラスをかけての運転は禁止です。運転手、同乗者、歩行者など、誰かを危険にさらす行為とも言えます。だからこそ安全運転を継続させるためにJIS規格をクリアした運転サングラスを利用しなければいけません。
JIS規格
- 視感透過率8%を超えている
- 信号機の色が識別できること
- 分光透過率が500~600nmの波長域での最小値が0.2視感透過率以上である
一般的に運転サングラスと称して販売されているサングラスは上記の規定をクリアしています。ただし、規定をクリアしているからと言って運転に適しているとは言えません。サングラスをかけたときの使用感には個人差があります。JIS規格をクリアしていながら、安全運転が向上する運転サングラスを選ぶことが大切です。
また、運転サングラスは昼間と夜間で規定が変わる点にも注意をしましょう。
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昼間と夜間で規定が違う
夜間の運転では、先ほどの規定以外に「視感透過率75%以下のレンズ使用禁止」が追加されます。運転時に使用するサングラスは視感透過率8%を超えているのが条件ですが、夜間の運転になると周囲が暗くなることから視感透過率75%以下のレンズは使用禁止です。
昼夜ともに同じサングラスで運転をしたいと考えている人は視感透過率75%以下の運転サングラスを購入しなければ規定をクリアできません。ただ昼間だと見えにくいと思われる人は、昼と夜で運転サングラスを使い分ける必要があります。
「そんなの面倒」と言って規定に反したサングラスを使用しながら運転をし事故を起こすと罪に問われるかもしれないので注意をしましょう。
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安全運転義務違反に問われることもある
サングラスを利用して運転をすること自体は罪ではありません。しかし規定をクリアしないサングラスを使用して事故を起こしたら安全運転義務違反に問われる可能性があります。
安全運転の義務違反は、ベテラン運転手でも起こしがちな行為が該当し、7つに区分されているのが特徴です。安全運転義務違反に対する罰則はそれほど厳しくありませんが、それに伴って大きな事故を起こせば刑事罰が科されるかもしれません。
JIS規格をクリアしていないサングラスは、運転に適してないです。使用して事故を起こせば、安全運転義務違反に問われても仕方がありません。必ずJIS規格をクリアした運転サングラスを使用しましょう。
運転サングラスのメリット
運転時のサングラスのメリットは、快適に運転ができることです。見えづらさを解消し、運転に支障のある光を減らせます。眩しさから解放されスムーズに運転できるのがメリットです。
ココがおすすめ
- 視界がクリアになる
- 白線や標識が見えやすくなる
- フロントガラスへの映り込みが削減できる
- 歩行者を見つけやすい
視界がクリアになることで、運転中のストレスが低減できます。白線や標識が見えやすくなるので安全運転が向上するのがメリットです。歩行者が見つけやすくなるので、事故を防げます。
サングラスを使用することで、ストレスを抑制し疲れにくくなるのがポイントです。紫外線もカットするので、目の健康も保たれます。運転時に適用するサングラスを使用するのはおすすめです。
運転サングラスの選び方
運転サングラスは、昼間と夜間で選び方を変更するのがおすすめです。それぞれの選び方を紹介します。
昼間に使用する運転サングラスの選び方
昼間の運転はギラギラと眩しい光が目の中に入り込みます。反射光などに対して意図せず力を入れることで眼精疲労につながるのです。眼精疲労が体の疲れをたかめ、事故の原因につながります。昼間は眩しい光を低減する運転用サングラスを選ばなければいけません。
ココがポイント
- 視感透過率:20%~30%程度
- 偏光度:なるべく高いものを選ぶ
- レンズカラー:グレー系、ブラウン系
視感透過率は20%~30%程度がおすすめです。視感透過率は8%を超えていれば規定をクリアしていますが、8%ギリギリまで下げると曇りの日や暗い場所での運転に支障がでるかもしれません。
暗い場所の運転とは、トンネル内などです。もしかすると20%~30%程度の運転サングラスでも、トンネル内は暗く感じるかもしれません。トンネル内は、安全を考慮しながら外すことも考えておきましょう。
偏光レンズは反射を抑えてくれるレンズです。乱反射を抑え、視界をクリアにしてくれます。急激な雨のあとにすぐ太陽が出たときは、水たまりによる乱反射がストレスです。偏光レンズを採用することで、ストレスなく運転を行いましょう。
ただし、偏光レンズもトンネル内では暗く感じる可能性があります。カーナビなども見にくく感じるかもしれません。場面に対し見えづらさが生じるかもしれないので、注意をしましょう。
昼間のレンズカラーはグレー系かブラウン系がおすすめです。グレー系は眩しさを抑えてくれます。自然な色が見えるので、車の運転に適したレンズカラーです。ブラウン系も眩しさを抑えてくれます。遠くの景色をスッキリ見せる効果があるので、曇りの日でも安心です。
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ココがポイント
- 視感透過率:76%~80%程度
- 偏光度:なるべく高いものを選ぶ
- レンズカラー:イエロー系、グリーン系
夜間の運転では視感透過率80%程度が良いとされています。昼間の視感透過率のように、光を取り入れないサングラスを使用すると、運転に支障がでるかもしれません。ちょうど良い光の量を取り入れるサングラスを選びましょう。
ただし偏光度と視感透過率は反比例の関係です。視感透過率を上げると、偏光度が下がります。視感透過率は80%程度を維持しながら偏光度の高いものをなるべく選びましょう。偏光度がヘッドライトの乱反射を抑えてくれます。
レンズカラーはイエロー系とグリーン系がおすすめです。イエロー系は、対向車のヘッドライトや路面のギラギラを抑えてくれます。グリーン系は柔らかい見え方が特徴のカラーです。ストレスの低減につながります。
運転サングラスの規定まとめ
運転サングラスには規定があります。ただ規定を守らないサングラスを利用して運転をしただけなら法律違反に問われません。規定を無視したサングラスを利用して事故を起こしたら安全運転義務違反に問われます。
規定は運転時の見やすさを向上させるためです。規定外の運転サングラスを利用して事故を起こせば罪に問われても仕方がありません。一番危険なのは、規定を知らない人です。購入するときは十分に注意をし、快適な運転が実現できるサングラスを選びましょう。