- 運転用サングラスを選んでいると必ずでてくる可視光線透過率って何
- 運転するときのサングラスは何色がいいんだろ?
運転用サングラスのレンズカラーで悩まれている人はいませんか?いろいろなレンズカラーがあるので、購入するときは迷ってしまいますよね。ただ実は、デザインだけで選ぶと失敗する可能性があることをご存知ですか?運転用サングラスは昼と夜ごとに、適したレンズカラーがあります。
せっかく購入した運転用サングラスが「見えずらい」とならないためにも適したレンズカラーを確認しておきましょう。そこで今回は可視光線透過率について詳しく解説をします。昼夜の運転に適した色と併せて解説するので参考にしてください。
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可視光線透過率とは?
可視光線透過率は、レンズを通過する太陽などの光の割合を表す指標です。目に直接取り込む光の量を割合によって減らしてくれます。
さらに詳しく
- 可視光線透過率は0%~100%の範囲
- 0に近いほど光を通さないのでレンズカラーは暗くなる
- 100に近いほど光を通すのでレンズカラーは明るくなる
サングラスの役割は、ファッション性と太陽の光を和らげて瞳を守ることです。可視光線透過率はサングラスの役割を果たすためにも絶対に必要な機能だということがわかります。
極端ですが可視光線透過率0%だとレンズカラーは暗くなり、まったく見えません。逆に可視光線透過率100%のレンズカラーは薄くなり、裸眼と変わらない状態です。周囲の明るさに合わせて可視光線透過率の異なる色を選ばないといけません。
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サングラス選びで見かけるもう一つの透過率
サングラスを選ぶときは可視光線透過率以外に別の透過率があります。それが紫外線透過率です。サングラスを購入するときは、可視光線透過率と紫外線透過率の両方を確認しましょう。紫外線透過率は紫外線を通す割合を表す指標です。
ココがポイント
- 数値が高い(100%に近い)とUV(紫外線)カット率が低い
- 数字が低いとUVカット率が高い
勘違いしやすいのが表示です。「紫外線透過率1%以下」は「UVカット率99%以上」と同じ意味を表します。UVカット99%カットの方が、聞きなじみのある言葉です。「紫外線透過率1%以下のサングラスは違う」と、思わないようにしましょう。
サングラスを購入するときは可視光線透過率と紫外線透過率の2つの透過率を確認してください。どちらも大切な性能です。
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昼の運転に適した色
昼の運転に適した色は次の3色です。
- ブラウン系
- グレー系
- グリーン系
昼間の運転に必要な可視光線透過率は、8%を超えているのが条件です。
ブラウン系
ブラウン系の色は、青色の光をカットするのでコントラストを高めてくれます。昼の運転だけでなく、アウトドアにもおすすめです。可視光線透過率の目安は13~50%程度なので、夜間の運転に使用するなら、色を薄めたイエロー系に近いブラウン系を選択しましょう。
ブラウン系の特徴
- 肌なじみみが良い
- 遠くまでハッキリと見やすくクリアな視界が楽しめる
- 柔らかい印象を与えてくれる
サングラス初心者でも挑戦しやすい色なのでおすすめです。コーディネートに合わせやすく、深く気にせず服装を選べます。濃いめのブラウン系を選べば、ミステリアスな雰囲気をだせる色です。
グレー系
グレー系の色は、日差しを効果的に遮る性能が高いので強い光を軽減します。長時間のドライブ時に重宝される色です。西日のつらい日でも眩しさを和らげてくれます。可視光線透過率の目安は13~70%程度です。
グレー系の特徴
- 自然な見え方
- いろいろなシーンに活用できる色
- サングラスの定番色なので無難に使用できる
長時間の使用でも疲れにくい色です。色の変化が少ないので、自然な視界が楽しめます。幅広いファッションにコーディネートしやすく人気が高いです。
グリーン系
グリーン系の色は、太陽光の強い中でもコントラストがしっかりするので長時間のドライブでも目が疲れない優しい色です。アウトドアの使用にもよく選ばれます。可視光線透過率の目安は13~70%程度です。
グリーン系の特徴
- ナチュラルな視界とリラックス作用
- レトロの印象を与える
- 肌の赤みを抑えられるので目立たなくなる
グリーン系の色は定番色とは呼びにくいカラーです。周囲とはちょっと違った色に挑戦したいと考えている人におすすめします。
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夜の運転に適した色
夜の運転に適した色は次の2色です。
- イエロー系
- ブルー系
夜間の運転に必要な可視光線透過率は75%以上です。
イエロー系
イエロー系の色は、コントラストが高く物体の細部を際立たせます。夜間でもセンターラインが見やすく雪道でも活躍する色です。可視光線透過率の目安は75~85%程度のレンズが用意されています。
イエロー系の特徴
- 視界をよくするので夜や悪天候時の運転に最適
- ファッション性が高いので、つけこなしを難しいと感じることもあり
- 個性的な印象を与えやすい
イエロー系は視界が確保しやすいので、夜間や悪天候時の運転に向いています。ただファッション性が高い色なので、着こなしに苦労するかもしれません。初心者にはハードルの高い色ともいえます。対向車のヘッドライトの眩しさを低減してくれる色です。
ブルー系
ブルー系の色は、赤や黄色の光をカットするのでコントラストが和らぎます。目が疲れにくくなることから、長時間の運転に向いている色です。サイクリングやマラソンにも向いてます。
ブルー系の特徴
- 強い光を和らげ眩しさを防いでくれる
- 目元に透明感を与えてくれる
- クールなイメージを与えやすい
ブルー系は、防眩効果の高い色です。ドライブだけでなく普段使いにも人気があります。ただクールな印象を与えやすいので注意をしましょう。夏などに利用することで涼しげな印象を与えるのもおすすめです。
昼夜の運転に適した色まとめ
可視光線透過率は、運転用サングラスを購入する際に必ずチェックをしなければいけない性能です。万が一規定をクリアしていないサングラスをかけて事故を起こしたら、安全運転義務違反に問われるかもしれません。
ポイントは昼と夜で可視光線透過率の規定がかわることです。デザイン性も重要ですが、運転のしやすさを重視しながら色を決めるようにしましょう。昼間の運転で初めて購入する人には、グレーやブラウン系といった無難色がおすすめです。