サングラスの「JIS」「EN」「ANSI」といった規格で悩まれている人はいませんか?それぞれの違いやどの基準が自分に合うのか分かりにくいと感じる人が多くいます。結論からいえば、これらの規格は国ごとに定められた安全基準です。
紫外線カット率やレンズの強度、視界の歪みなどを保証していることから、知ることで「目を守る安心の指標」へつながります。逆を言えば、知らずに購入をすると求めている理想に近づかないかもしれません。そこで今回の記事では、「JIS」「EN」「ANSI」規格の違いと特徴を整理します。選び方と安全基準を解説するので参考にしてください。
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サングラスの規格とは?なぜ重要なのか

サングラスの性能を保証し、安全に使用できるかを判断する基準です。
規格があることで得られる安心
サングラスの規格は、単なるデザインや流行ではなく「安全性」を裏付けるための基準です。規格によって確認される代表的な項目には次の4つがあげられます。
- 紫外線カット率:目に有害な紫外線をどれだけ防ぐか
- 可視光線透過率:視界の明るさや見やすさの度合い
- 光学性能:レンズの歪みやぼやけの有無
- 耐衝撃性:外部からの衝撃にどれだけ耐えられるか
これらを満たしていることで、初めて「安心して使えるサングラス」といえるのです。
規格を知らないと起こりうるリスク
規格を無視して安価なサングラスを選んでしまうと、以下のようなリスクがあるので注意をしましょう。
ココに注意
- 紫外線を十分に防げず目にダメージを与える
- 運転時に視界が歪み故の危険性が高まる
- レンズの強度不足で、破損やケガにつながる
規格の有無は「快適さ」だけでなく「命や健康」にも直結する重要な要素なのです。
JIS規格(日本工業規格)の特徴
日本の生活環境に合わせた、安全で信頼性の高い基準です。
JIS規格とは?
JIS規格は「Japanese Industrial Standards」の略で、日本国内の工業製品に広く適用される基準です。サングラスに関しては、日本の生活環境や使用シーンに即した内容が特徴となっています。
ココがポイント
- 運転時の安全性を考慮した透過率基準がある
- 四季による日差しの変化を想定した紫外線基準
- 日本人の顔型や骨格に合ったデザインやフィット感を重視する製品が多い
単に紫外線カットや強度を評価するだけでなく、日本で暮らす人にとって使いやすい基準になっている点が大きな特徴です。
JIS規格サングラスのメリットと注意点
JIS規格は、日本国内での使用に特に適しているため、日常や運転時に安心感があります。
メリット
- 日本の紫外線環境や交通事情に対応
- 国内で流通する製品の多くがJIS適合
- 日本人の顔に合った掛け心地や設計が多い
注意点
- 海外製品はJIS規格に対応していないことが多い
- 輸入品ではEN規格やANSI規格のみが表示される場合がある
国内での使用を中心に考えるなら、JIS規格を満たしたサングラスを選ぶことがもっとも安心で実用的な選択肢となります。
EN規格(ヨーロッパ規格)の特徴
強い日差しのヨーロッパ環境に合わせた国際的に通用する基準です。
EN規格とは?
EN規格は「European Norm」の略で、ヨーロッパ全域で適用される工業規格です。サングラスの場合は「EN ISO 12312-1」が代表的で、紫外線保護や透過率に関する厳しい基準が設けられています。特徴的なのは、レンズの濃さを示す「カテゴリー分類」です。カテゴリー0~4の5段階に分かれ、用途によって適したサングラスを選べます。
さらに詳しく
- カテゴリー0:室内や曇天向け(ほぼ透明)
- カテゴリー1:弱い日差し用
- カテゴリー2:普段使いに適した標準的な濃さ
- カテゴリー3:強い日差しの屋外活動(海・山など)に適する
- カテゴリー4:極めて強い日差し(高地、雪山など)運転には使用不可
用途に合わせて確認をしましょう。
EN規格サングラスのメリットと注意点
ヨーロッパは日差しが強いため、その環境に適応したEN規格は国際的にも信頼度が高いといえます。
メリット
- 紫外線防止に厳しい基準を設定している
- 用途別に選べるカテゴリー分類が便利
- 国際的な認知度が高く、輸入品でも安心
注意点
- カテゴリー4は濃すぎて車の運転には不向き
- 日本国内では基準がややオーバースペックになる場合もある
EN規格のサングラスは海外旅行やアウトドア派に最適であり、国際基準の安心感を求める人にもおすすめです。
ANSI規格(アメリカ規格)の特徴
スポーツやアウトドアを想定した、耐久性と安全性に強い基準です。
ANSI規格とは?
ANSIは「American National Standards Institute(米国規格協会)」の略で、アメリカ国内の工業製品に幅広く適用される基準です。サングラスでは ANSI Z80.3 が代表的で、紫外線防護だけでなく、耐衝撃性や強度が重視されています。
特にアウトドアやスポーツシーンを意識した規格であるため、次の点が特徴です。
特徴
- 紫外線防護基準:99%以上のUVカットを要求
- 耐衝撃性試験:レンズが落下物や飛来物に耐えられるかを確認
- 光学的性能:視界の歪みや色のバランスを厳しくチェック
非処方サングラスの安全性と品質を保証しています。
ANSI規格サングラスのメリットと注意点
ANSI規格は「アクティブに使える安全性」を重視しているため、日常用だけでなく、激しい環境下でも信頼できます。
メリット
- 高い耐衝撃性でスポーツや工事現場でも安心
- 紫外線カット率が明確に保証されている
- アメリカブランドのスポーツサングラスに多く採用
注意点
- 日本やヨーロッパの透過率基準とは異なる場合がある
- 日常生活ではやや性能がオーバースペックになることも
ANSI規格のサングラスはスポーツ愛好家やアウトドア派に最適で、強度や安全性を最重視する人におすすめです。
JIS・EN・ANSI規格の違い
それぞれのメリットや注意点を確認したことで特徴がわかってきました。さらに理解を深めるために、違いのポイントを紹介します。
ココがポイント
- JIS規格:日本の環境に最適→普段使いや運転に安心
- EN規格:ヨーロッパの強い日差しに対応→海外旅行やアウトドア派向き
- ANSI規格:耐衝撃性に強い→スポーツや安全性重視の人におすすめ
規格に優劣はなく、使用シーンに合わせて選ぶのが最適です。
サングラスの選び方とチェックポイント

実際に購入するときは、安全性と表示のチェックが重要です。
チェックが重要
- 紫外線カット率99%以上かどうか
- 規格マークの有無(JISマーク、CEマーク、ANSI表記)
- 可視光線透過率の数値(運転に使えるかどうかの目安)
- レンズの強度
- フィット感(長時間かけても疲れにくいか)
これらを事前にチェックすることで、デザイン重視で失敗するリスクを避けられます。規格がない製品には注意をしてください。
まとめ
サングラスの「JIS」「EN」「ANSI」規格は、それぞれの国や環境に合わせて安全性を保証する基準です。JISは日本の日常や運転向き、ENは強い日差しに対応、ANSIはスポーツや耐久性重視と特徴が異なります。
規格を理解して選ぶことで、紫外線や衝撃から目を確実に守りましょう。購入時は必ず規格表示を確認し、自分のライフスタイルに合った一品を選ぶことが大切です。
